牛ヌメ革の品質目安とは、牛ヌメ革の品質をつや、オイル、かたさ、経年変化という4つの観点に分けて評価した目安のことです。
革は天然素材のため、入荷ロットの違いや同ロット内、部位によっても品質に差があります。
そのため、レザーマニアの牛ヌメ革担当者が、自身の経験に基づき、評価対象となる牛ヌメ革の品質の平均値を考慮し、評価しています。
※レザーマニア独自の品質目安なので、参考程度にご覧ください
※お使いの端末や環境で画像の色合いが異なる場合がありますが、商品の色合い、質感のイメージの違いは当店の不備として扱いません
レザーマニアでは、牛ヌメ革の天然由来の汚れ・シミ・シワ・傷などを「牛ヌメ革の天然皮革ならではの特徴」と呼んでいます。
これらの症状は四角切革の大きさの中に含まれますが返品・交換の対象にはなりません。 なお、四角切革の大きさには含まれない症状もあります。
皮革の銀面に葉っぱの葉脈のように細かく枝分かれしたスジ模様の事です。
これは皮膚が薄い部分や皮膚のすぐ下にあった血管の痕跡で、
合皮には見られない天然皮革だけの自然な風合いです。
革の銀面にスジのように入っているシワです。 首の周りや腹、背中など生前にシワがよりやすい部位に見られます。
個体差により量や深さ、場所は異なり革の表情に影響します。
革の銀面に入っている引っ掻き傷の痕です。
傷のできた時期によって強度や風合いが異なるので、味として生かすかダメージとして避けるかを制作時に判断する事が必要です。
えくぼのようなポツポツとしたへこみやクレーターのような痕です。
虫に刺されたり皮膚のトラブルによるもので、かさぶたの状況が治りきっていない痕は銀がはがれやすいので注意してください。
天然皮革は部位によって繊維の密度や厚さが異なるため染めムラが起こりやすいです。
また銀面の凹凸やコンディションよって同じ1枚の革でも風合いが異なります。
別名ブランドとも呼ばれています。 家畜の所有者を明確にする為に押される焼き印のやけど痕です。
通常1匹の牛から1カ所しか取れない貴重品のため人気が高く愛用者が多いです。
ヌメ革は、経年変化により、未使用であっても縁部分から色焼けしていきます。
レザーマニアでは、牛ヌメ革の革に加工する際やお客様にお届けするまでの間に発生する、生産工程上の避けられない汚れ・シミ・シワ・傷などを「牛ヌメ革の革加工時に生じる症状」と呼んでいます。
これらの症状は四角切革の大きさの中に含まれますが返品・交換の対象にはなりません。なお、四角切革の大きさには含まれない症状もあります。
革は保管する際や運ぶ際に、筒状に丸めます。
表面が硬めの仕上がりの革の多くの巻き始めの首部に「細かいしわ(小じわ)」がついてしまいます。
カマを使用して皮を肉から剥ぐときに時に発生するカマの切り傷です。
革の厚みを整える為に使用する革漉き機の加工時に発生する痕です。
床面に段差や線が入ったり表面にすれ傷がつく場合もあります。 機械と革の相性によって状況が異なります。
指定の厚みより革の原厚が薄い部分がある場合、漉きがかからない場所ができます。
床面がぼそぼそとして均一にならない場合もあります(2.0mm以上の厚みの腹部分に出る場合が多い)。
革の色味や質感は生産時期や部位によって異なります。 天然皮革のため原皮や気候などの様々な状況により常に変化します。
下の画像は同じ革として販売しています。
黒いポツポツとした毛穴の痕や線のような黒ずみはカビや汚れではありません。
原皮の程度や保管時のすれや製造工程時による薬剤の定着加減などの化学変化が原因です。
革の銀面にロールアイロンで圧をかける際、ローラーの繋ぎ目部分の痕が筋として残る場合があります。
機械と革の相性によって状況がことなります。
革加工時に生じる症状をこのページに掲載しておりますが、これら以外の症状もございます。
天然皮革の「厚さ」は、販売単位や部位によって記載されている表記と異なる場合があります。誤差の目安として、革を仕上げてから漉き加工を施していない「原厚」は、表記されているmm数よりも+-30%程度の誤差が生じる場合があります。また漉き加工を施している革でも表記されているmm数よりも+-20%程度の誤差が生じる場合があります。
※「(A)〜(B)mm」と表記されている場合は、(A)から+-30%程度、(B)から+-30%程度の範囲で誤差が生じる場合があります。
※1枚の革の中でも計測する場所によって厚さが異なるため、正確な厚みが必要な場合は、漉き加工を依頼していただけると幸いです。ただし漉き依頼時には「元の厚みに対し0.3mm以上のmm数をあけて」ご指定いただくことが条件になりますので、ご注文の際には、備考欄に「注文する革の厚さが〇〇mm以上の場合に限り〇〇mmに漉き加工を依頼します」と記載いただけると幸いです。