トップ > 用語集 > 染料 (24件)

  • 染料分子中に金属原子と配位形成する基を有する直接染料である。配位形成基はオルトオキシアゾ構造となっており、アゾ基の両隣に水酸基、カルボキシル基などをもつ。一般に染色後、硫酸銅処理を行うのでキュプロ染料とも呼ぶ。完全に銅錯塩化するには、80℃以上の高温...
  • 革用染料の90%以上を占め、染料イオンがアニオン性を示す染料で酸性染料、直接染料、金属錯塩染料などがこれに属する。特に、酸性染料は重要な位置を占める。酸性染料は色相が豊富であり、鞣し革のpHに比較的近い酸性領域で染色を行うことができ、革との親和性も高...
  • 染料分子内に、染料残基の水溶性基として含窒素塩基(第4級アンモニウム基またはアミン)を有し、水溶液中でカチオン性を示す。染料残基の化学構造は広範囲にわたっている。クロム革に対しては中性で、タンニン革に対しては酸性で染色できる。単独で使用することは少...
  • 染料イオンがカチオン性を示す染料で塩基性染料とも呼ばれている。単独で使用することは少なく、多くは濃度を高めるために酸性染料での染色後、色濃度を高める目的で上掛け(トッピングともいう)用に使用する。耐光性、耐溶剤性、耐熱性が低いので注意が必要である...
  • 染色ムラを防ぐための助剤で、パステル調の染色によく使用される。染料の分散剤あるいは緩染剤として働くものが含まれる。前者は染料分子と相互作用して染着速度を低下させる。後者は使用する染料と同種のイオン性と類似の構造を持ち、多くは染色に先だって革に結合...
  • 均染及び浸透用である。染料の吸尽率を高めるには比較的強酸性側(pH=3〜4)で染色する。実際にクロム革の浸透染色は染色初期にアンモニアなどで革の等電点付近のpHに上げ、染料を革の中心部まで浸透させてから、徐々にpHを下げ染料の吸尽率を高めていく。染料の水に...
  • 金属錯塩化された染料で、染料分子と金属が配位結合している。染料分子中に占める金属原子の割合によって2種類あり、金属1原子と染料1分子とからなる1:1型と金属1原子と染料2分子からなる1:2型がある。金属原子として、クロム、コバルト、銅などが使用され、...
  • 青ないし紫色の蛍光を発する染料で、蛍光増白剤とも呼ぶ。純白毛皮や純白革に用い、蛍光により毛や革表面の黄色味を打ち消し、増白効果を出す。増白効果は大きいが、一般に耐光性は弱い。総合皮革科学(日本皮革技術協会)1998年:p96より転載
  • 染料中間体であるパラフェニレンジアミン、ジアミノトルエンなどの芳香族アミン類を繊維上で酸化縮合させ色素を形成させ、漆黒色、褐色、暗青色、紫色などの色調を得る。染料が毛先の芯部まで浸透するため、毛皮に限って用いられる。安価で耐光性、湿潤堅ろう性に優...
  • 酸性染料は弱酸性溶液で革や羊毛を染色できることから、その名称がある。皮革用染料において最も重要な染料となっている。染料分子内に、染料残基の水溶性基としてスルホン酸基やカルボン酸基を持ち、水溶液中でアニオン性を示す。このような染料をアニオン(陰イオ...
  • 金属錯塩染料に比べより簡単な染料母体を持ち、すなわち、染料に配位形成基を有するが、錯塩化はされていない染料である。これで染色後、金属塩で処理し、錯塩化を完結する。繊維上で難水溶性塩をつくり、湿潤堅ろう度の高い染色物が得られる。金属塩として、主にク...
  • 革断面の中心部まで染料を浸透させる染色方法。染料の浸透は染浴への染料添加量が多いほど、親和力の低い染料ほど深くなる。また革の繊維密度が低いほど、中和や再鞣の条件が強いほど、また染色温度は低い方が浸透が深くなる。しかしこれらの要因は均染性、染色堅ろ...
  • 溶液から染料を革へ吸着させる着色方法。顔料とバインダーを使用する着色方法に比較して一般に透明感のある鮮明な色調が得られる。ドラム染色法、捺染法、スプレー染色法、剛毛染め法などの方法があるが、ドラム染色が広く採用されている。ドラムの回転により、均染...
  • 水に不溶性のため、還元・溶解した状態(ロイコ体)で染色する。この使用例として、我が国では合成インジゴの使用がある。一般的に合成インジゴを石灰と亜鉛末でpH13程度に還元・溶解し(この操作を”建てる”という)可溶性ロイコ体の状態で染色し空気酸化によって紺...
  • 酸性染料と同様に水溶性基としてスルホン酸基をもつ。木綿を媒染することなく直接に染められることからこの名称がある。染色法により2種類に分けられ、一つは普通の直接染料、もう一つは金属塩後処理直接染料である。いずれも大部分はアゾ染料である。直接染料は、水...
  • 動植物から抽出した染料で、革用ではヘマチンだけが現在も使用されている。ヘマチンはロッグウッド(マメ科の木)の成分であるヘマトキシリンを酸化したもので毛皮の黒染めには重要な染料となっている。古くは、シカ革の染めに我が国では天然染料として紫草根、胡燕...
  • 革の官能基と染料の反応基とがアルカリによって反応し、共有結合により強固に染着する。基本構造はいずれも染料残基(D)、連結基(T)、反応基(X)から構成されている。染料残基には、一般に分子量が比較的小さい染料が選ばれるので、濃色得にくいが、中間色で、鮮...
  • 染色の過程で染料を繊維に定着させる工程。繊維に対し直接には染着発色性を持たない染料を、その染料の固着、発色を促進する明ばん、鉄、銅及び植物の灰のような金属塩(媒染剤)で処理することにより染色を行うこと。これには、添加順番によって先媒染、同時媒染、...
  • 革はほとんどの染料に親和性を有し、大半の市販染料に染着する。染料便覧であるカラーインデックスには、市販染料名の用途分類、色調分類、使用目的、化学構造、染色堅ろう性などが整理されている。ここに登録されている染料はC.I.NO.が記載され、皮革用染料は1,300...
  • 均染・浸透型染料に比べ分子量は大きいため、均染性と浸透性は劣るが、革の表面濃度は高くなる。弱酸性溶液(pH=5〜6)でも染料の吸尽率が比較的高い。通常の表面染着型直接染料に比べ分子構造の直線性が小さい。多用されている黒色染料では、アゾ基が3つ(トリスア...
  • 分子中にスルホン酸基などの水溶性基を全く持たず、通常は水分散液として染色に用いるので分散染料という。ムートン毛皮の毛を淡色に染めるのに利用されている。同様に、分子中に全く水溶性基を持たない顔料やカーボンブラックを分散剤で水性分散液としたものやこれ...
  • 非水溶性で有機溶剤に可溶である。金属錯塩型と油溶性染料型(ソルベント染料、オイル染料、スピリット染料、アルコール染料などと呼ばれている)がある。これらは耐光性が高く、皮革のスプレー染色用や仕上げ剤の一部として用いる。総合皮革科学(日本皮革技術協会...
  • 分子内に硫黄原子を持ち、サルファイド結合、ジサルファイド結合またはポリサルファイド結合を有する染料である。硫化染料は水に不溶なため、硫化ナトリウムで還元し、可溶性ロイコ体で染着させ、空気や酸化剤で酸化し、元の不溶性の形にする。ロイコ体ではアルカリ...
  • アニオン染料の一種で、染料残基(D)にリン酸基を配位形成基として持ち、クロム、チタニウム、ジルコニウム、アルミニウムと配位する。酸性染料と全く同じ染色方法でよく、染色後、金属再鞣し剤の後処理により、錯塩化し、湿潤堅ろう性を高めることができる。染料残...
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