トップ > 用語集 (114件)

  • あらゆる革の仕上げにおいて最も一般的に使用されるアイロンプレス処理で塗膜のつや出しと平滑化効果をあげる。アイロン・プレスには、油圧を用いるハイドリックタイプとロールタイプがある。前者は革の塗膜表面を加熱した平滑または表面が微細な凹凸状の金属板を接...
  • 染料分子中に金属原子と配位形成する基を有する直接染料である。配位形成基はオルトオキシアゾ構造となっており、アゾ基の両隣に水酸基、カルボキシル基などをもつ。一般に染色後、硫酸銅処理を行うのでキュプロ染料とも呼ぶ。完全に銅錯塩化するには、80℃以上の高温...
  • 通常のラッカー上塗りを行った後に黒色又は濃色で厚めのラッカー上塗り又はW/Oエマルジョンラッカー(ベール塗膜)を塗布する。制靴工程において綿バフを用い、塗膜表面を研磨してベール塗膜を除去し、不規則に変化する色調の濃淡をつけて立体感を強調する仕上げであ...
  • 革用染料の90%以上を占め、染料イオンがアニオン性を示す染料で酸性染料、直接染料、金属錯塩染料などがこれに属する。特に、酸性染料は重要な位置を占める。酸性染料は色相が豊富であり、鞣し革のpHに比較的近い酸性領域で染色を行うことができ、革との親和性も高...
  • 塗膜の透明度は最も大きく、外観的に革本来の銀面模様の特徴を生かした仕上げである。均一に染色された革表面に透明な仕上げ塗膜を形成する仕上げである。仕上げ液は着色剤としては染料が主であり、タンパク質系及び合成樹脂バインダーに配合して塗布する。総合皮革...
  • 塗膜の透明度はアニリン仕上げと同程度に保持する。革表面のわずかな銀面の傷や染色の不均一性を修正しながら、革表面の銀面模様を保持する仕上げである。着色剤として染料を主とし、補助的に有機系でカゼインフリーの顔料を使用する。総合皮革科学(日本皮革技術協...
  • 原料皮中の油が酸化し、皮質分と結合することにより生ずるもので、特に乾皮に多い。総合皮革科学(日本皮革技術協会)1998年:p18より転載
  • スムース、もみ、空打ち、型押し革の銀面に布きれ、タンポン等を用い、染料液を不規則な模様に塗布し、革に古風な雰囲気を付与する仕上げである。総合皮革科学(日本皮革技術協会)1998年:p141より転載
  • ウェットブルーのクロム含有量は、原料皮としての保存にはある程度高いことが望ましい。しかし、種々の再鞣剤による市場の要求に合致するよう多様化するためには、クロム含有量は少ない方がよい。現状では、ウェットブルーの製造のため、クロム鞣剤は裸皮重量の3〜6...
  • 学名はEquus caballusの皮。ウマは発祥地別により西洋ウマと東洋ウマに分かれる。馬皮のコラーゲン線維構造は牛皮に比べて粗大であるが、毛包の配列は牛皮と同じ単一毛包である。しかし、牛皮に比べ毛穴が少なく銀面がスムースである。大きな馬皮のバット部から非常...
  • 合成皮革の製法に準じた方法で、床革の仕上げに応用されている。乾式法と湿式法がある。総合皮革科学(日本皮革技術協会)1998年:p141より転載
  • 上塗りに膜厚のポリウレタン樹脂を使用したプラスチック感の強い仕上げである。主に、二液性ウレタン樹脂を用い、湿気硬化一液性ウレタン樹脂を用いる場合もある。通常は銀面の損傷を隠し、仕上げ膜の付着性を向上させるためにバフィングを行う。下塗り工程はコレク...
  • 染料分子内に、染料残基の水溶性基として含窒素塩基(第4級アンモニウム基またはアミン)を有し、水溶液中でカチオン性を示す。染料残基の化学構造は広範囲にわたっている。クロム革に対しては中性で、タンニン革に対しては酸性で染色できる。単独で使用することは少...
  • えんぞうひ【塩蔵皮】 Salt cured hide (skin)
    塩蔵には固形粉末塩を散布する方法(散塩法)と飽和塩溶液に浸漬する方法(ブラインキュア法)があるが、ブラインキュア法は生産効率が高いため、成牛塩蔵皮の主流をなしている。塩蔵により原料費重量に対し15〜20%程度の塩を吸収し、この塩の浸透に伴い脱水症状が...
  • 不溶性の塩により皮の線維構造が破壊され、白色、黄色ないし褐色のはん点となり、革の銀面損傷のひとつである。この塩はリン酸カルシウム、炭酸カルシウムなどの混ざったもので、カルシウムは塩蔵に用いられる塩化ナトリウム中の不純物に、またリン酸は皮の成分に由...
  • 登山靴、ウォーキングシューズ、スポーツシューズ等の革に用いられ、革表面にオイル感を生じる。革を折り曲げたり、表面に圧力をかけた後に色の差が生じる。このタイプの革は下地革の調製から仕上げに至る過程でオイル(プルアップ)感を生じるように処理される。総...
  • 皮が船のエンジン室の隣に積まれた場合、時には40℃以上の温度になることもあり、皮質分が変化を起こす。特に湿度が加わると損傷を受ける。このように過熱が原因となり、起こる損傷をオーバーヒートという。輸送中にこん包の表面に現れる部分が、水分を失って乾燥する...
  • 牧場の周囲にある有刺鉄線あるいは木立に体を当てて摩擦することにより生じた外傷で、革になっても明りょうに判別されるものもある。総合皮革科学(日本皮革技術協会)1998年:p18より転載
  • 代表的な水性(タンパク質)仕上げ剤成分で、固着処理により耐熱性と耐溶性の優れた塗膜を与えるが、耐水性は劣る。皮革ハンドブック(日本皮革技術協会編)樹芸書房 2005年:P45 表1-14より転載
  • 天然物系仕上げ剤であるカゼインを主成分とし、染料、ワックス等を配合した仕上げ剤を用いて革表面に塗布する仕上げである。この仕上げの特徴は、ホルムアルデヒド液の添加あるいは別に塗布することによりタンパク質系バインダー膜の固定処理により耐水性等が付与で...
  • 染料イオンがカチオン性を示す染料で塩基性染料とも呼ばれている。単独で使用することは少なく、多くは濃度を高めるために酸性染料での染色後、色濃度を高める目的で上掛け(トッピングともいう)用に使用する。耐光性、耐溶剤性、耐熱性が低いので注意が必要である...
  • 塗膜中に無機系顔料を主に含有し、革表面の傷や染色のムラを目立たなくする仕上げである。塗膜の透明度は最も少なく、重く、色調の鮮明性は少ない仕上げである。総合皮革科学(日本皮革技術協会)1998年:p138より転載
  • 染色ムラを防ぐための助剤で、パステル調の染色によく使用される。染料の分散剤あるいは緩染剤として働くものが含まれる。前者は染料分子と相互作用して染着速度を低下させる。後者は使用する染料と同種のイオン性と類似の構造を持ち、多くは染色に先だって革に結合...
  • 均染及び浸透用である。染料の吸尽率を高めるには比較的強酸性側(pH=3〜4)で染色する。実際にクロム革の浸透染色は染色初期にアンモニアなどで革の等電点付近のpHに上げ、染料を革の中心部まで浸透させてから、徐々にpHを下げ染料の吸尽率を高めていく。染料の水に...
  • 主に床革の仕上げに応用される方法で、レバキャスト(バイエル社)が有名である、二液型ウレタン塗料を平面または型枠に流し込み硬化反応中に革と接着させてポリウレタン膜を形成する。総合皮革科学(日本皮革技術協会)1998年:p141より転載
  • 金属錯塩化された染料で、染料分子と金属が配位結合している。染料分子中に占める金属原子の割合によって2種類あり、金属1原子と染料1分子とからなる1:1型と金属1原子と染料2分子からなる1:2型がある。金属原子として、クロム、コバルト、銅などが使用され、...
  • 牛の品種には、ヨーロッパ原産(肉食種;ヘレフォード、アバディーン・アンガス、ショートホーン、シャロレーなど、乳用種;ジャージー、エアシャー、ホルスタイン、スイスブラウンなど)、アメリカ大陸原産(ブラーマン)、アジア原産(ゼブー、黄牛、水牛、ヤク)...
  • 牛バエの幼虫(ウジ)をグラブといい、この幼虫は牛の背部に寄生し、皮下から表面まで貫通した穴をあけ被害を与える。北米産の皮に多いが、欧州産のものにもみられる。1枚の皮に5個以上貫通した穴のある皮をグラブハイドと称し11月〜3月の北米産原料皮に多い。...
  • 革の銀面に平滑性と光沢を付与することを目的として、めのう、ガラス、金属などのローラーによって強い圧力を加えながら摩擦する作業。ローラーによる摩擦で発生する熱がこの作業の効果を高める。グレージング仕上げの主たる作業であり、通常銀面にタンパク質系仕上...
  • グレージングマシーンを使用する仕上げである。塗膜表面をガラスまたはメノウ等で往復運動して摩擦し、摩擦熱、加圧による表面のち密化とつや出し効果と平滑化効果をあげる。仕上げ剤にはカゼイン、アルブミン等のタンパク質系バインダーにワックス、シェラック、牛...
  • 青ないし紫色の蛍光を発する染料で、蛍光増白剤とも呼ぶ。純白毛皮や純白革に用い、蛍光により毛や革表面の黄色味を打ち消し、増白効果を出す。増白効果は大きいが、一般に耐光性は弱い。総合皮革科学(日本皮革技術協会)1998年:p96より転載
  • ダニの寄生が原因で、羊皮の銀面にみられる。まばらで小さな硬いイボ状物のことで、これが多数あると銀面は平滑性を失い、コックルの部分が堅くて厚いためき裂の原因となりやすい。総合皮革科学(日本皮革技術協会)1998年:p18より転載
  • 馬皮の臀部を植物タンニンで鞣し、銀面と肉面を漉き落とし、染色後強い光沢を出すように仕上げた革。緻密で丈夫な繊維組織を持つのが特徴で、紳士靴の甲部、ランドセル、ベルト等に使用される。Horse leather buttocks (rump portion) vegetable-tanned, scraped off...
  • 染料中間体であるパラフェニレンジアミン、ジアミノトルエンなどの芳香族アミン類を繊維上で酸化縮合させ色素を形成させ、漆黒色、褐色、暗青色、紫色などの色調を得る。染料が毛先の芯部まで浸透するため、毛皮に限って用いられる。安価で耐光性、湿潤堅ろう性に優...
  • 酸性染料は弱酸性溶液で革や羊毛を染色できることから、その名称がある。皮革用染料において最も重要な染料となっている。染料分子内に、染料残基の水溶性基としてスルホン酸基やカルボン酸基を持ち、水溶液中でアニオン性を示す。このような染料をアニオン(陰イオ...
  • 金属錯塩染料に比べより簡単な染料母体を持ち、すなわち、染料に配位形成基を有するが、錯塩化はされていない染料である。これで染色後、金属塩で処理し、錯塩化を完結する。繊維上で難水溶性塩をつくり、湿潤堅ろう度の高い染色物が得られる。金属塩として、主にク...
  • 紫外線硬化樹脂塗料を革の表面に塗布した後、紫外線照射装置を通過させることにより紫外線放射エネルギーにより樹脂の架橋あるいは重合反応が誘起され、極めて短時間に塗膜を形成する仕上げ方法で、皮革の分野では研究中である。総合皮革科学(日本皮革技術協会)199...
  • 革の銀面にしわ模様を付けること。銀面を内側にして折りたたむようにしながら、肉面側よりハンドボード(きりしめ、コルク張りで湾曲した板)という道具で圧して銀面と銀面をこすり合わせる。現在は、機械化されてコルクで包まれた2本のシリンダーを備えたボーディン...
  • 革断面の中心部まで染料を浸透させる染色方法。染料の浸透は染浴への染料添加量が多いほど、親和力の低い染料ほど深くなる。また革の繊維密度が低いほど、中和や再鞣の条件が強いほど、また染色温度は低い方が浸透が深くなる。しかしこれらの要因は均染性、染色堅ろ...
  • JCC40(発行:JAFCA)は生活関連用品の色彩を仕分け、記録・伝達するためのカラーコードです。JCC40の各色は、婦人服、紳士服、和装、インテリア、家電、自動車、化粧品、レザーなど、あらゆる分野で共通して多く活用されている基本色です。色の記録・伝達には、各色...
  • ジッパー (Zipper) またはジップファスナー (Zip Fastener) という呼び方は米国式でこちらも一般名詞です。ジップとはファスナーを閉める時のシューッという擬音からきており、これにer (物) をつけてZipperになります。今では米国だけでなく広く世界に通用している...
  • 近年、ポリウレタンの多様化が進み、皮革用として各種被膜特性を有する仕上げ剤が使用されるようになってきた。ポリアクリル酸エステル系やその他のポリマーにより耐水性、耐摩耗性等が優れ、塗膜感をあまり感じさせない表面仕上げが行える。なお、近年、水性ポリウ...
  • アニリン仕上げとカバリング(顔料)仕上げの中間的な仕上げである。銀面の傷や不均一さをカバーしながら革表面の銀面模様を残す。着色剤は染料と有機系顔料を併用し、小さな傷を目立たなくする。上塗り膜は無色または着色剤として染料を主に使用した着色被膜を形成...
  • 溶液から染料を革へ吸着させる着色方法。顔料とバインダーを使用する着色方法に比較して一般に透明感のある鮮明な色調が得られる。ドラム染色法、捺染法、スプレー染色法、剛毛染め法などの方法があるが、ドラム染色が広く採用されている。ドラムの回転により、均染...
  • 水に不溶性のため、還元・溶解した状態(ロイコ体)で染色する。この使用例として、我が国では合成インジゴの使用がある。一般的に合成インジゴを石灰と亜鉛末でpH13程度に還元・溶解し(この操作を”建てる”という)可溶性ロイコ体の状態で染色し空気酸化によって紺...
  • ダニ皮を言うが、本来は吸血性のダニを示す。ダニが吸いついた部分は、銀面の損傷がひどく、革の外観価値を著しく低下させる。ほぼ南北緯30度以内の地域に飼育されていた牛皮にみられる。暑く湿度の高い地域にもみられ、オーストラリアではクインスランド州産、また...
  • 英語のChuckとは関係なく、巾着をもじって出来た日本独特の呼び方です。日本の一般名詞にはなってます。戦前にチャック印で販売されたファスナーが丈夫で評判が良かったため、ファスナーをチャックと呼ぶようになりました。
  • 酸性染料と同様に水溶性基としてスルホン酸基をもつ。木綿を媒染することなく直接に染められることからこの名称がある。染色法により2種類に分けられ、一つは普通の直接染料、もう一つは金属塩後処理直接染料である。いずれも大部分はアゾ染料である。直接染料は、水...
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