トップ > 用語集 > 染料 > きせん・しんとうがたさんせいせんりょう【均染・浸透型酸性染料】

  • 均染及び浸透用である。染料の吸尽率を高めるには比較的強酸性側(pH=3〜4)で染色する。実際にクロム革の浸透染色は染色初期にアンモニアなどで革の等電点付近のpHに上げ、染料を革の中心部まで浸透させてから、徐々にpHを下げ染料の吸尽率を高めていく。染料の水に対する溶解度は高く、溶液中では単分子状に溶解する。この染料による革との結合は、主としてイオン結合であるから、水の存在で解離し、革から離脱しやすい特徴がある。そのため湿潤堅ろう度は低くなる。化学構造はアゾ基が一つ(モノアゾ)あるいは2つ(ジズアゾ)のものが多く、比較的低分子量である。皮革用染料で最も使用量の多い黒色浸透用の代表的な2つの染料の化学構造を次に示す。この両者は補色の関係にあり、実際には2者を混合して使用する。これらは染着力が小さく、均染性を有し、彩度が高く再現性のある染料である。

    総合皮革科学(日本皮革技術協会)1998年:p91より転載

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