トップ > 用語集 > 染料 > さんせいせんりょう【酸性染料】

  • 酸性染料は弱酸性溶液で革や羊毛を染色できることから、その名称がある。皮革用染料において最も重要な染料となっている。染料分子内に、染料残基の水溶性基としてスルホン酸基やカルボン酸基を持ち、水溶液中でアニオン性を示す。このような染料をアニオン(陰イオン)染料とも呼ぶ。染料アニオンは革繊維中のアミノ酸やクロムとイオン結合で染着する。酸性染料の構造は大部分がアゾ系で、広く各色にわたっている。しかし、鮮明な青色や緑色にはトリフェニルメタン系やアントラキノン系の構造を有する染料もあり、特に後者は耐光性が優れているので重要な染料となっている。

    総合皮革科学(日本皮革技術協会)1998年:p91より転載

  • 分子中にスルホン酸基やカルボキシル基などを有し、比較的分子量が小さい染料。アニオン染料の最も代表的なグループで、羊毛、絹などのタンパク系線維、ナイロンなどを酸性浴中で染めることからその名が由来する。革の染色には主としてこのタイプの染料が用いられ、その種類も極めて多い。分子が大きくなったミーリングタイプはほとんど酸を必要としないが、分子の小さなレベリングタイプは酸を必要とする。しかし、クロム革には酸を添加しなくても良く染まる。皮革の染色条件は、酸性浴中で染色温度の上限は約50℃と低い。このため、革タンパク質との結合力は低く、染色堅ろう度は低い。

    皮革用語辞典(社団法人 日本皮革産業連合会):2012年11月28日転載

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