トップ > 用語集 > 染料 > きんぞくさくえんせんりょう【金属錯塩染料】

  • 金属錯塩化された染料で、染料分子と金属が配位結合している。染料分子中に占める金属原子の割合によって2種類あり、金属1原子と染料1分子とからなる1:1型と金属1原子と染料2分子からなる1:2型がある。金属原子として、クロム、コバルト、銅などが使用され、多くはモノアゾ染料分子と配位結合を形成している染料(そのため含金染料と呼ぶ)である。このようにアゾ染料が金属錯塩化されるので、耐光性、湿潤堅ろう性は優れる。いずれも淡〜中色用で、くすんだ色調をもつが、1:2型の方があざやかさがある。湿潤堅ろう性は1:1型、耐光性は1:2型の方が優れる。カーシート革には1:2型が多用される。他の酸性染料と同様の染着性を示し、1:1型はより低いpHで、1:2型は弱酸性または中性で染色される。他の酸性染料に比べ、吸尽速度が速いので、混合使用の時は吸尽速度(染め足)のそろった染料を選定する。この染料自体の有機溶剤に対する溶解性は高く、その逆に染色革の耐溶解性は低くなる傾向がある。

    総合皮革科学(日本皮革技術協会)1998年:p92より転載

  • 酸性染料のうち、染料分子中の官能基が配位子として種々の金属と結合している錯塩染料。日光堅ろう性や湿潤堅ろう性が良好である。

    皮革用語辞典(社団法人 日本皮革産業連合会):2012年11月28日転載

  • 酸性染料のうち、クロムなどの重金属原子に対して染料分子の官能基が配位子として結合している錯体染料。日光堅牢度や湿潤堅牢度が高い。

    A complexed acidic dye class that functional groups of a dyestuff molecule combines a heavy metal atom such as chromium as ligands. It is superior in light-fastness and wet rubbing-fastness.

    日英中皮革用語辞典(日本皮革技術協会・中国皮革工業協会共編)樹芸書房 2000年:0301Dより転載

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