トップ > 用語集 > 革の仕上げ > ぽりうれたん【ポリウレタン】

  • 耐水・耐薬品性、耐熱性、耐摩耗性の優れた塗膜を与え、モノマーと重合条件を選ぶことにより、塗膜の剛柔度を変えることが可能であるが、やや煩雑な塗装作業の管理を必要とする。

    皮革ハンドブック(日本皮革技術協会編)樹芸書房 2005年:P45 表1-14より転載

  • イソシアネート基を2個以上有するイソシアネート化合物とポリオールが反応して生成したウレタン結合を有する高分子。ポリウレタンの合成は、その原料選択によって柔軟性、耐加水分解性、耐光性、耐久性、耐寒性が異なる。ポリオール種の違いにより大きく分けてポリエーテル系、ポリエステル系、ポリカーボネート系などがある。ポリエステル系は、耐加水分解性や耐カビ性が最も低く、柔軟性はやや硬い、コストは最も安価である。ポリエーテル系は柔軟性、耐カビ性、耐寒性に優れ、耐加水分解性も比較的高いが、耐光性や耐熱性は最も低い。これに対してポリカーボネート系は、耐加水分解性に非常に優れ、耐カビ性、耐熱性に優れているが、耐寒性は低く、特に柔軟性は劣り硬く、コストは高価である。塗料、接着剤、ウレタンフォーム、靴底などその用途は広い。靴や家具など耐久性を要求される分野の皮革の仕上げでよく使用される。引張強さや耐摩耗性などの初期性能は優れているが、使用時間に余り関係なく合成時から劣化(加水分解)が始まり、特に高湿度条件下では劣化が促進される。ポリウレタンは靴底の劣化やエナメル仕上げの黄変によるトラブルが多い。黄変はジイソシアネート化合物のベンゼン環構造に起因するので、脂肪族ジイソシアネートなどいわゆる無黄変タイプのものを使用すれば避けることができる。

    皮革用語辞典(社団法人 日本皮革産業連合会):2012年11月28日転載

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