レザーマニア本店通販

2024年12月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
通販発送日
 (電話対応:11~15時)
実店舗営業日
 (土曜の12~15時のみ)
休業日

2025年1月

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
通販発送日
 (電話対応:11~15時)
実店舗営業日
 (土曜の12~15時のみ)
休業日
【レシピ】プレミアムレザー / プルアップ仕上げ
【レシピ】プレミアムレザー / プルアップ仕上げ
【レシピ】プレミアムレザー / プルアップ仕上げ
【レシピ】プレミアムレザー / プルアップ仕上げ
【レシピ】プレミアムレザー / プルアップ仕上げ
【レシピ】プレミアムレザー / プルアップ仕上げ
【レシピ】プレミアムレザー / プルアップ仕上げ

【レシピ】プレミアムレザー / プルアップ仕上げ

型番:pr-r05


■COMMENT/コメント
プレミアムレザープルアップ仕上げは「ミーリングによる揉みシワ」と「オイル移行の化け感」が特徴です。革表面を指で押したり革を折り曲げたりすると、革内部の油分が繊維の中を移動し、その部分の色が薄くなります。(3rd coat)~(5th coat)の工程でオイルレザーにありがちな引っ掻きの弱さを改善し、高級感のあるタッチ感やツヤを表現しています。

■MATERIALとPROCEDUREの解説
1st coatCG下地に配合液(割合はアニマオイル+Wバーニッシュワックス:水=100:250:500)をスプレーし、浸透を均します。
2nd coat乾燥後にウールグリースを塗り、ドライアイロンで撫でるように伸ばしながらウールグリースを溶かして革に浸透させます。目盛りは「低」と「中」の間で想定温度は120℃前後であって、革に対してやや高い温度となりますが、推奨しているドライアイロン(Panasonic製 NI-A66-K)は温度が下がりやすく、タンナーのアイロンのように圧力を掛けられないので高い温度設定としています。それらの塗りとアイロンの工程を繰り返して、2層から3層でたっぷりオイルを含浸させます。
※作業性を考慮して、ウールグリースラッカーシンナーDRで湯煎して液状(割合はウールグリースラッカーシンナーDR=100:0~100)でローラー塗りをします。
3rd coatトップコートとの密着を安定させるためにアンカーコートを1回~2回スプレーします。
4th coat磨耗性の向上と艶消しの調整を目的に水溶性トップコート(割合は水:ウレタントップ グロスHカゼイントップペネトレーター=100:300:200:300)を2回塗ります。
5th coat艶感と感触の調整を目的にラッカートップコート(割合はNCラッカートップNCラッカーシリコン=300:5)をスプレーした後に、ミーリング(手揉み)とアイロンを施します。
■重量の計算方法 ※6ds(20cm×30cm)の革に(1st coat)を施す際の参考例
単位・MATERIALは塗料を配合する割合をg(グラム)で示しています。
・PROCEDUREは面積(ds;デシ;10×10cm)あたりに塗布する使用量を示しています。
・計量は容量(ml)ではなく重量(g)で小数点第1位まで計測できるはかりで行います。
・小数点第2位を四捨五入しています。
前提条件・110dsの革に対して配合液の必要量は100~110gです。
・革により浸透率が異なるため、また、ウエット感を加減するため配合液のgに幅を持たせています。
100gの計算・アニマオイル+W:100g×(6ds/110ds)×{100/(100+250+500)}=約0.6g
・バーニッシュワックス:100g×(6ds/110ds)×{250/(100+250+500)}=約1.6g
・水:100g×(6ds/110ds)×{500/(100+250+500)}=約3.2g
110gの計算・アニマオイル+W:110g×(6ds/110ds)×{100/(100+250+500)}=約0.7g
・バーニッシュワックス:110g×(6ds/110ds)×{250/(100+250+500)}=約1.8g
・水:110g×(6ds/110ds)×{500/(100+250+500)}=約3.5g
計算結果・6ds(20cm×30cm)の革に(1st coat)を施す際の配合液は、アニマオイル+W:約0.6~0.7g 、バーニッシュワックス:約1.6~1.8g 、水:約3.2g~3.5g の割合です。
※配合割合を計算する際は上記の参考例を元にしてください。
計算の注意・実際に革に塗布する際には器や道具などに付着してロスをします。
・ロス分は使用する道具(スプレー、刷毛、タンポなど)によって異なります。
・配合液が器に入った状態で使用前と使用後の重さを計ることで器から消費した値を計測できます。
・配合液を計算する場合はロス分を考慮して対象となる革より「大きな値」で計算することを推奨します。
・大きな値の例として6dsなら12ds相当、60dsなら80ds相当のイメージです。
・計算値はあくまでも目安のため作業環境や状況により微調整を行ってください。

■さらに深い知識や経験を求める方へ
(1)DMMオンラインサロン
皮革用塗料の専門家りうの実験室
皮革用塗料の専門家Liuが運営するオンラインサロンになります。
ビジネスや趣味を問わずに革に対しての仕上げを追求できる環境を目指しています。

(2)ワークショップ
LizedホームページのInformationをご確認ください。

最近チェックした商品